一番オーソドックスな税金対策として活用されているのが
法人契約の生命保険です。
特に、「逓増保険」が有名です。
逓増保険とは、保険料が100%損金扱いでありながら、
解約返戻金が90%以上戻ってきて、
節税効果を考えると、
実質の返戻率(解約して戻ってくる率)は150%前後、
という保険です。
ただし、ピークがありますから、
解約する時期を事前に計画しておかなければなりません。
解約返戻金は、会社に戻ってきたときは“益金”になりますので、
その期の決算の利益に計上されます。
つまり、税金がかかってしまいます。
ですので、よくあるのが、“退職金”を払う決算期に
解約するパターンです。
結局は、「税金の繰り延べ」効果を利用しているので、
保険の解約返戻金のピーク時に大きな経費支出等が発生しないと、
その効果が薄れてしまいます。
だから、
「うちはそんな毎期毎期大きく利益出してないから。」
とか、
「退職金の支払い予定なんか無いから。」
とか、
「決算期にならないとピンとこないよ。」
などなど・・・
あまり導入していない会社が多いのも事実です。
でも、もっと違った利用方法があるのです。
逓増保険だけではなく、
他の損金タイプの保険でも可能なのですが、
“決算書対策”に使うのです。
損金タイプの保険は、解約返戻金は、
戻ってくると益金計上されます。
つまり、突発的な赤字の時に解約するのです。
解約返戻金は「特別利益」としてその期の決算に
計上されますから、
経常利益は赤字でも、当期利益を黒字にすることが出来ます。
(あくまで、赤字以上の解約返戻金があったとしてですが。)
今、銀行は、融資の審査において、
最も重要視しているのは「決算書」です。
当期利益が黒字か赤字かは大きなポイントです。
当期利益黒字が条件の融資商品もあります。
融資審査の可否に影響します。
「でも経常利益が赤字じゃないか。」
と言われたとしても、
「会社には、この解約返戻金の特別利益分を、
経常的にずっと積み立てていく体力があります。
不測の事態や突発的な業況悪化にも対処できるように
対応しているのです。」
と付け加えれば、銀行も納得するでしょう。
「この社長はキレる!」
って感じで。笑
そして、保険のかけ方は、「月払い」にしましょう。
節税保険は年払いが一般的ですが、
決算期に利益を落とすため、
一気に支払いますが、
キャッシュフローを悪化させてしまいます。
来期も同額以上の利益が出て、
現金も手元にないと支払えません。
税金対策、節税対策だけでなく、
前述の「決算書対策」も兼ねるのならば、
資金繰りを考えて「月払い」にしましょう。
それでも、利益が出るのであれば、
プラスαでもう1本「年払い」の保険を
かければいいのですから。
単なる貯蓄や積立預金では解約しても何も効果ありませんが、
損金扱いの保険で積み立てするのであれば、
決算書対策にとても有効なのです。
具体的な数字や返戻率や効果などは、
直接、保険会社や保険代理店に確認してください。
参考までに、ネットで無料相談しているサイトです。
法人保険