事業承継に失敗するとこんな恐ろしいことになります。
それは共同経営者のA氏とB氏が、共に500万円ずつ
出資して設立した株式会社でした。
(株)AB建設とでもしておきましょう。
数年前A氏(当時社長)が亡くなり、
B氏が社長に就任しました。
そして、A氏の息子のC氏が専務となり、
C氏はA氏の株式持分を全部相続して取得しました。
突然B氏が交通事故で亡くなってしまいました。
B氏の息子のD氏はその会社には係わっておらず、
B氏の後を継ぐつもりもありません。
そして、B氏の株式持分は全部D氏が相続取得しました。
D氏は、(株)AB建設の経営には全く興味が無く、
また、株式の相続税も結構かかることから、
C氏に株式を時価で全部買い取るように要求しています。
C氏としても、D氏に自社の株式の50%を保有されたくはなく、
すぐにでも全部買い取りたい考えです。
しかし、自社株式の時価が20倍近くになっており、
適正価格で買い取ると、時価1億円です。
当然そんなお金はC氏個人は払えませんし、
会社もキャッシュで払う体力はありません。
D氏は、買い取ってもらえないのならば、
“第三者に売る”と言い出しました。
一応、会社の定款では、株式の譲渡制限を謳っているため、
法的に第三者には譲渡できませんが、
会社側が買い取らないと、
強引に譲渡されてしまうかもしれません。
そうなったら、厄介です。
経営権の危機です。
B氏が健在なうちに
法人保険
を掛けておくべきでした。
でも後の祭りです・・・・・・・・・・・・・・
顧問税理士は何もアドバイスしてくれなかったようです。
これだけ株式の時価が跳ね上がりそうであれば、
税理士は事前にアドバイスをするべきです。
きっと、そこまでクライアントのことに対して、
注力を注げないのでしょう。
であれば、
全国の社長さん達は、
自力で情報を収集していくしかありません。
「節税」も大事ですが、「事業承継」も重要ですよ。


こちらでいろんな技を磨いてください。
さて、前述の(株)AB建設の話に戻りますが、
どうしたらよいのでしょうか・・・・・・・・・・・・・
銀行に融資してもらいましょう!
キャッシュを用意するにはそれしかありません。
幸い、株価が時価20倍にるくらいなので、
会社の業績は良好です。
メインバンクとも長い付き合いで関係は良好です。
銀行も力を貸してくれることでしょう。
しかし、
*担保が無い場合。
*銀行取引(特に融資取引)が無い場合。
*資産は多いが、売上が低迷している場合。
*銀行融資が借りづらい業種の場合。(建設業や不動産業等)
*毎月返済額が多い場合。
*ノンバンクを利用している場合。
etc・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
銀行が力を貸してくれない場合も多いです
銀行取引や銀行融資の情報もいろいろ収集して、
銀行とは、今のうちから上手に付き合っていきましょう。
メインバンクだけではなく、他の銀行も上手く利用しましょう。


これからは、
本当に有益な情報はお金を払わないと手に入りませんよ。